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 February, 2003

 

Those who love motorcycles
〜バイクを愛する人達〜

 

アメリカと日本のバイクを愛する人たちご紹介します。
今回はオフロードレース、Vegas to Reno観戦記です。

写真をクリックすると大きな写真を見ることができます
参加車両の半数近くをホンダ車がしめる中、H-D車が…。

*無断転載禁止*
写真の著作権はA.Sunamiが保有します

 

アメリカには幾つものレース主催団体があります。BEST IN THE DESERT RACING ASSOCIATIONもその一つ。

所在地はラスベガス、スタッフの殆どがオフロードレースを愛するボランティア
質の高いレースを提供すること、思わず興奮してしまうレースであること、
そして何よりも参加費用を押さえ誰でもが参加できるレースである事を目指し、30年以上に渡りレースを主催、

2003年には、1月のKIM PARKER "250"に始まり、
年末の
LAS VEGAS"200"まで、9つものレースが予定されています。

 


Vegas to Reno, 2001.  "The Longest Off-Road Race in the United States"
遠く遠くの砂煙。乾いた砂漠を走り抜けるバイク達。                            

 

アメリカ国内の最長距離のオフロードレース、ヴェガス to リノ。総マイル数526マイル(841.6キロ)。
ラスベガスからリノまでのダートを走り抜けるこのレースに参加したのは、
モーターサイクル106台、車/トラック96台、クワッド23台。

日本人参加者も数組。    

 

参加車両の半数近くがホンダ車。ついで、ヤマハ、KTM、カワサキと続きます。ハスクバーナーも3台出場。
参加リスト中ただ1台のハーレー車チームは、ライダー一人、サポートも一人。共に日本人。

珍しいハーレーとあって、車両をいじっていると多くの人が声をかけてきます。「これ、ハーレーなの?」。
稀に「あっこれ聞いたことある。ロータックスエンジン積んでるんだよね。」の声も聞こえてきます。
珍しいバイクに皆興味ありげ。

 

 

レジストレーションと車検は大きな豪華なラスベガスのホテルで行われました。
主催者の用意周到さがうかがわれたのが「ピット サポート ブック」。

ピット間のレース実距離のみならず、公道を走るサポート車のためにピットまでの詳細な経路・指示・マイル数が記されているのです。42ページに渡るこの冊子の情報はたった一人のオフロードレースを愛する人物によって集められていました。

ピットにいるスタッフはほとんど全員が地元ボランティア。年齢層が高く、40代から60代が中心。

 

幾つかのクラスに分かれ、プロもアマも参加しています。モーターサイクル部門優勝はホンダワークスのジョニー・キャンベル。
9時間21分49秒で841.6キロを走り抜けています。平均時速90キロあまり。さすが世界トップ。

 

 

 

 

ハーレー車はおしくも途中でリタイヤ。時刻は23:40のこと。朝7:15の出発から378.2マイルを走り抜けた後。
サポート車がピットそばでスタック。新雪のパウダースノーのような砂にタイヤが埋まってしまったのです。
救い出してくれたのは年配ボランティアのChevyトラックでした。

慌てて、次の待ち合わせピットに車を急がせましたが、ライダーはその時点でレースリタイヤを決めていました。

軽量のマシンが多い中、重たい車両。
何故この車両でこのレースに出場したのか、走行中は何を思って走るのか、はライダーの心の中。
観戦している側には本当のところは判りません。

 

 

ライダーのコメント。
「このバイクでこのレースを楽しむには、充分な車両の改造、もしくは超人なる肉体が必要です」。

彼は1999年、2000年とBaja1000、Baja2000に出場したTeamSmileの一員。
Baja2000ではゴールを決めています。
Bajaのみならず、オーストラリアで開催される、やはり過酷なサファリレースにも出場、完走を果たしています。

レースに出る、っていうのは(体力的にはきついこともあるけれど)、楽しいこと。
苦労して思いつめてするのではなく、好きなオートバイに乗って、操って、気持ちよく乗りたい。

日中は半袖でも平気だったのに、夜になると冷え込んできました。
震える程寒い中、オフロードレース向きとは言えないサス、スピードも出ないバイクで走り続けたレース。
真っ暗なダートをヘッドライトが照らすその狭い範囲だけを見つめて走り続けたレース。

 


ささやかな観戦記。
実際の人生には、自分の行く方向を照らしてくれるヘッドライトなんてありません。
明かりをつけるのは自分。消してしまうのも自分。
いや、それ以前にスイッチを探すのも自分。スイッチなんてあるのか、と不安になる時期も経て。

ライダー、サポート、共にMMI卒業生。
同じ時期に通っていたわけではありませんが、MMIを卒業して大分たってから知り合いました。
ライダーは日本在住、サポートはアメリカ在住です。

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