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  〜MMIの新入生・在校生・卒業生のページです〜
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 "hear 〜 out"は「人の話を最後まで聞く」……卒業生の皆さんのお話いろいろを載せていきます
 2006 January
オーストラリアとニュージーランドのメカニック事情(新井智康さん/98年卒業)

新井智康さん。向かって左側は奥様。

皆さん、新年おめでとうございます。


MMIを卒業してから、日本、オーストラリア(OZ)、そして現在はニュージーランド(NZ)でメカニックをしています。オートバイに限らず、車業界は国々によって、やはり色々なところで違いがあって面白いですね。今までに働いてきた国での経験をもとに、メカニックに関することなどを、まとめてみました。



1.メカニックの免許について


OZ…免許制度あり。初心者は、4年間の
見習い期間に、働きながら週1日程度、職業訓練校に通います。メカニックに限らず、大工や美容師も同じような訓練期間があり、職業訓練校を卒業しなければいけません。


NZ…メカニックの免許制度はありません。日本の車検に該当する車両チェックをするには専用の免許が必要です。


2.メカニックの労働時間

OZ&NZ…両国とも、月〜金の8時〜5時という勤務時間が基本です。ディーラーの場合は、土曜日の午前中はショールームのみの営業で、土曜日の午後、日曜日は一般的には閉店します。日本の感覚だと、週末は稼ぎ時なので、かなり差があります。


3.メカニックの給与


OZ&NZ…気になる給与についてですが、両国共に時給制です。週40時間を超える部分は、時給の150%だったり、時給の200%だったりしますが、"over time"(残業)給与制度がない会社もあるので、会社次第ということでしょうか。給与支給は、毎週ごとの会社もあれば、2週間毎の会社もあります。

"fourtnight"(2週間)という言葉は、OZ+NZでは、ごく頻繁に使われています。ほとんどの会社の給与支払いは、このfourtnightlyに行われます。日本のようなボーナスというのはありません。給与自体は時給制ですが、正社員であれば、有給休暇や忌引き、病欠などはあります。契約社員の場合は、有給休暇などがない代わりに、正社員よりも高い時給をもらうことができます。

時給制なので、アメリカのような"flat rate"(フラットレート)よりも早く働くという感覚はありません。日本と同じで、早く働いてもゆっくり働いても、給与は同じです。


4.メカニックの工具

OZ&NZ…日本やアメリカと違って、Snap-Onの使用率はかなり低いですね。やはり、値段が高いからだと思います。ヴァンセールスも、店に来るのが月に1回くらいです。世界共通の、Snap-On特有の“ある時払い”(red book)はこちらでも同じです。

オーストラリアで一時期働いていたFordのディーラーでは、どういう訳か、メカニックの工具持ち込みを禁止していました。その代わりに、会社が全メカニックに、移動可能なワークベンチと工具一式を支給していました。退社時にはもちろん返しますが。


5.車検と登録制度


OZ…車両検査は最寄の修理工場やディーラーなど、ライセンスを取得している所で行います。その検査に合格すると、Pink slipを発行してくれるので、それを登録事務所に持参し、登録料金を支払い、一年有効のステッカーをもらいます。


NZ…車両検査と、書類上の登録を別の所で行うのはOZと同じですが、書類上の登録が一年間有効であるのに対し、車両検査の有効期間は1年だったり半年だったり3ヶ月、1ヶ月だったりと、ばらばらで、有効期限が同時に切れるとは限らないため、注意が必要です。



その他全般として…

OZもNZも、残念なことに、バイク全体の普及率がアメリカや日本に比べると低いように思えます。特に、ハーレーのみの専売ディーラーは少ないと思います。しかし、ロードレースやドラッグレース、ダートレースなど、アマチュアが参加できるイベントは、日本よりも多いみたいです。

オーストラリアでは中古車の値段が非常に高く、しばらくの間信じられませんでした。日本では見向きもされないような車でも、とても高く売られています。オーストラリアでは、国産のFordやHoldenがあるためかもしれません。輸入車に対する規制や税金が高く設定されています。その点、ニュージーランドは国産ブランドがなく、輸入規制も緩いためか、日本からの中古車輸入天国になっています。確か、日本からの中古車輸出台数では1番だったと思います。中古車店もいたるところにあり、値段もオーストラリアと比べると安いです。

OZもNZでも、何十万キロも走っている車が、ごく当たり前なので、エンジン載せ換えや、さまざまな重整備は頻繁に行われています。


MMI卒業、または在校生の皆さんが、2006年、安全に重整備ができますように。

P.S.
映画、The World Fastest Indian、まだ見ていない人は是非見てください。かなりお薦めします。